歯周病について
歯周病とは?
歯周病とは、「プラーク(歯垢)」や「歯石」を温床として繁殖した細菌が、歯と歯肉の境目から侵入し、歯を支える組織(歯根膜・歯槽骨)を破壊してしまう病気です。
初期は自覚症状がない場合がほとんどですが、気付かない間に病気が進行して、歯のぐらつき、口臭、血や膿といった症状が現れるようになります。気付いたときには手遅れで、歯を残すことが難しい場合も少なくありません。
歯周病はなぜ怖い?
歯周病の最大の怖さは、放っておくと歯を失う原因になることです。「8020(ハチ・マル・ニイ・マル)推進財団」が2005年に行った調査によると、歯周病は「45才以上の人が歯を失う原因」の第一位となっています。
また、歯周病は歯を支える骨までむしばむため、歯を失ったときにインプラントやブリッジで補うことが困難になり、治療の選択肢が狭まります。
たとえ歯を失うほど悪化していなくても、歯周病は口臭や歯並びの悪化など、人と接する際に気になる部分に症状が出るため、しっかり予防・治療したい病気と言えます。
歯周病セルフチェック
こんな症状がある方は歯周病かもしれません。なるべく早く歯科検査を受診しましょう。
- 朝、口の中がネバネバする
- 口臭が気になる
- 歯茎がムズムズする
- 歯茎が腫れて、赤くなっている
- 歯茎から血が出やすい
- 歯がしみる
- 歯が伸びたような気がする
当院の歯周病予防
歯周病チェックを徹底
当院では、歯周病の症状でご来院された方だけでなく、すべての患者さまを対象として、歯周病のチェックを行っております。なぜなら、歯周病治療は他の治療に先立って行う必要があるからです。
たとえば、歯周病治療の必要な方が、被せ物の交換でご来院された場合、被せ物の治療を先に済ませてしまうと、その後の歯周病治療(お口のお掃除)で歯茎が引き締まり、新しい被せ物が合わなくなる場合があります。
当院では「お口全体をトータルで診る治療」を重視し、歯周病予防を徹底して行っております。
歯科衛生士が丁寧にサポート
歯周病予防は、患者さまと歯科衛生士の「二人三脚」で行うものです。当院の歯科衛生士は、患者さま一人ひとりに合わせた最適なケアをご提案しております。